Profile

寺沢孝毅プロフィール

「天売島」発「地球」行き……

1960年、北海道士別市生まれ。
1982年4月、北海道教育大学を卒業後、希望して天売島にある羽幌町立天売小学校に教師として赴任。
1992年、天売島での10年間の教員生活の後に退職。そのまま天売島に住み着く。教員時代から続けてきた、絶滅危惧種のウミガラスをはじめとする海鳥の保護・調査を継続。そのかたわら自然写真家としての活動を本格的に開始する。
1992年、ウミガラスの保護活動で北海道青少年科学文化振興賞受賞。
1999年に「海の宇宙館」を天売島に開設し、自身の写真を生かして天売島や地球環境の情報発信・展示を行う。
2006年、ウミガラスなどの長年にわたる鳥類保護で日本鳥類保護連盟会長賞を受賞。
2009年、守りたい生命プロジェクト有限責任事業組合(LLP 守りたい生命プロジェクト)を設立し、代表に就く。

取材地は、天売島はもちろんのこと、知床、ロシア、アラスカ、北極圏、ボルネオ島、西表島など多岐にわたり、熱帯から極地、海中から空までをカバーする。地球の随所で起きている環境変化や生物の生息環境の悪化に目を向ける。
写真と音を使った講演活動「Photo&Sound Live」を全国展開し、撮影取材したことを学校や各種団体を通じて広く伝えている。

写真集・著作

寺沢孝毅の出版物

写真集『寒流が結ぶ生命』『ホッキョクグマが教えてくれたこと』(ポプラ社)2013年
『天売島の自然観察ハンドブック』(文一総合出版)2012年
『寒流が結ぶ生命』北海道からベーリング海(文一総合出版)2011年
『漁師とヒグマ』(福音館書店)「たくさんのふしぎ」2009年2月号
写真総集『北海道』北の記憶 北海道洞爺湖サミット記念出版物 2008年(共著)
『天を売る島』(柏艪舎)2007年
『知床のアザラシ』(小学館)2006年
『アザラシに会いたい』(福音館書店)「たくさんのふしぎ」2005年3月号
『日本の探鳥地』北海道編(文一総合出版・共著)2004年
『海と鳥と光のうた』(北海道新聞社)2002年
『小さな大地のこえ』(北海道新聞社)2002年
『THE NATURE OF JAPAN 2000』 2000年(共著) 非売品
『北海道 島の野鳥』(北海道新聞社)2000年
『海鳥のこえ』(財 自然環境研究センター編)1997年
『はばたけ! オロロン鳥』(偕成社)1996年
『北千島の自然誌』(丸善)丸善ブックス 1995年
『おろろん 天売島の詩』(北海道新聞社)1993年
『オロロン鳥 北のペンギン物語』(丸善)丸善ライブラリー 1993年
『海鳥の島』(福音館書店)「たくさんのふしぎ」1991年3月号
『オロロンチョウ』(偕成社)カラー自然シリーズ 1989年
『ウミネコ』(偕成社)カラー自然シリーズ 1986年

写真展

開催した主な写真展

2007.11 新・道新ギャラリーキヤノンサロン、富士フォトサロンなどで

2014年 「知床 万物共生の半島(しま)」コニカミノルタプラザ(東京・新宿)、東川文化ギャラリー
2013年 「ギアナ展」ギャラリーPuluPulu(旭川)
2012年 「北極物語」ジュンク堂書店旭川店特設ギャラリー(あべ弘士、荻田泰永との3人展)
2011年 「こんちき号北極探検隊 帰国展」ギャラリーPuluPulu(旭川)
2011年 「寒流が結ぶ生命」ジュンク堂書店ギャラリー(札幌)、はぼろ温泉サンセットプラザ
2010〜2012年 Life in the North Pacific「北の海に生きる」アクアマリンふくしま(福島県いわき市)
2007年 「天を売る島」道新ギャラリー(札幌市)
2006年 「知床 愛と生命」紀伊國屋書店札幌本店ギャラリー
2004年 「アザラシの海」富士フォトサロン札幌
2002年 「海と鳥と光のうた」富士フォトサロン福岡
2001年 「宇宙島」富士フォトサロン東京(銀座)
2001年 「海と鳥と光のうた」富士フォトサロン札幌
1996年 「北千島 遥かなる野生」さっぽろ東急百貨店
1992年 「海鳥の島」キヤノンサロン銀座・札幌
ほか多数